「えっ?」駐車場のゲートが自動で開く最新システム
みなさんこんにちは!
ユアサ自動車です(^^)
突然ですが、先日ショッピングモールに行った際駐車券を取りお店に入り、帰りは精算していない状態で退店。
昭和生まれなものでどうしても窓を開けて手を出しそうになりましたが、いやあ、そっか、もうそういう時代なんだよなと・・・。
とはいえどうやって管理しているの?と気になったので調べてみることにしました。
■自動でゲートが開くのは
「ナンバープレート認識システム(ANPR)」のおかげ
ナンバープレート認識システムとは
▶︎特定のカメラやセンサーを使って車両のナンバープレートを撮影し、その情報をデジタルデータに変換する技術です。このプロセスは、画像取得、前処理、ナンバープレートの検出、文字認識、後処理のステップを経て行われます。
というように車両情報を一瞬で読み取り管理している最新技術です。
ナンバープレート認識システムの仕組み
①画像の取得
解像度のカメラが設置され、車両が通過する際にナンバープレートを撮影します。カメラは特定の角度や位置に配置され、最適な撮影条件を保つことが重要です。
②画像の読み取り
画像の中から数字、ひらがな、漢字などを光学文字認識を使用し正確に読み取ります。様々なフォントに対応する為にソフトもプログラムされています。
③読み取った情報を生かしサービスを提供
認識結果に基づいて、駐車料金の請求や交通違反の通知などが行われます。また蓄積されたデータを基に、交通状況の分析や管理が行われ、新たなサービスや施策の立案に役立てられています。
このように、車両ナンバープレート認識システムは、複数の技術とプロセスが組み合わさって機能しており、効率的かつ正確な車両識別を実現しています。
■実は街に溢れる車両ナンバープレート認識システム
車両ナンバープレート認識システムはショッピングモールの駐車場管理だけではありません。
大手のレンタカー会社なども導入しており意外と街中にも多く点在しています。
1. 駐車場管理
- 自動料金収受: 入出庫時にナンバープレートを認識し、自動的に料金を計算・請求。
- 駐車場の空き状況管理: 空きスペースの確認や利用状況の把握。
2. 交通監視
- 交通違反の検知: 信号無視や速度違反をした車両を自動で認識し、違反通知を発行。
- 交通事故の解析: 事故発生時に関与した車両の特定。
3. 料金徴収
- 高速道路の料金所: 車両のナンバープレートを読み取り、通行料金を自動で請求。
- 有料道路・トンネル: 通行車両の管理や料金徴収を効率化。
4. セキュリティ
- 施設の出入り管理: セキュリティゲートでナンバープレートを認識し、許可された車両のみを通過させる。
- 駐車場の不正利用防止: 許可された車両の識別による不正な駐車の防止。
5. スポーツイベント・コンサート
- 入場管理: イベント会場での車両の認識を用いて、許可された車両のみを入場させる。
6. 自動車販売・レンタル業
- 車両管理: 保有車両やレンタカーの管理において、ナンバープレートを用いて利用状況を把握。
7. 公共機関
- 警察や消防の車両管理: 緊急車両の出動時に、ナンバープレートを用いて迅速な情報取得。
8. スマートシティ
- 交通データの収集: 都市全体の交通状況を把握し、渋滞緩和や交通政策の策定に活用。
これらの例からもわかるように、車両ナンバープレート認識システムは、効率的な車両の管理や安全性の向上に貢献している重要な技術なんですね!
■車両ナンバープレート認識システムのデメリット
やはりデメリットもあります。
現在懸念されていることとしては5つあります。
- プライバシーの問題
- 誤認識のリスク
- 不正アクセスのリスク
- 監視社会の懸念
- 法的、論理的の問題
などです。
様々な問題が挙げられており
法律の整備も追いついてないようなので
今後も動向が気になります。
■車両ナンバープレート認識システムへ期待する未来
近年著しい進化を発展している車両ナンバープレート認識システムですが
今後ますます発展していく分野であることは間違いありません。
先ほどのデメリットを小さくしていくことはもちろんですが、自動運転車への対応などと連携し機械やシステムのコスト削減を図る事ができればもっともっと多く反映されていくことになるでしょう。
このシステムの導入が進むことで、私たちの周りの交通環境がどのように変わっていくのか、今後も注目していきたいですね。